「入管」って役所の目的とは?

お問い合わせはこちら

ブログ

「入管」って役所の目的とは?

2019/11/15

外国の方が日本に在留する為の手続きをするために、しょっちゅう出入国在留管理局=入管に行くのですが、朝からたくさんの在日外国人の方々や僕のような「プロ」が入り口前に並んだりしております。

 

この入管という役所は他の役所と大きく異なる点があります。それは「いかにダメ出しをするか」というのが使命という事です。そうです、ここは「日本にいたい」という申請に対して断るのが最大のお仕事なのです。「疑うのが仕事」という役所もありますが、もしかしたら感覚はそれに近いかもしれません。

 

皆さんは「認可」と「許可」の違いをご存知ですか?

ザックリな言い方をしますと行政が求める要件を満たしたら認めてもらってその行為が完成するのが「認可」、行政が求める要件を満たしたら初めて行政に審査してもらえて、しかし認めるも認めないも全ては行政にあるのが「許可」です。

 

入管は「許可」をする機関です。つまり基本的には外国人の日本在留は禁止事項であるところを、審査をして「許可」を与えるというお話です。だからダメ出ししてナンボのお役所というお話になるのです。

 

入管には先方が「必要書類」と明示しているものだけ提出しても、まずは審査は通りません。「その人物がいかに優れているか、いかにその会社にとって欠かすことができないか、いかにその会社とその人物の学んできた専門知識がマッチングしているか」をアピールする書類を添付していかないといけないのです。会社で参加するコンペのプレゼンに似てませんか?

 

お客様には「ある限りのたくさんの資料を出して下さい」とお願いすることがよくあります。ご負担をおかけするお話なのですが「入管へのプレゼンをするイメージしてご理解ください」とお願いしております。

 

そしてお預かりした資料をもとにどれだけアピール効果があるプレゼンができるかが、我々行政書士の腕の見せ所なのです。

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。